賃料増額通知を受け取ったあとの交渉について

近年、店舗や事務所の借主に対して賃料増額通知を送付する不動産会社が急増しています。
賃料増額通知とは読んで字の通り「賃料を増額する旨を通知する」文書のことで、「来年度より賃料を○パーセント増額します」というような形で、いつからいくら賃料が増額されるのかということが記載されています。

ところでこの賃料増額通知ですが、賃料というものは貸主・借主双方の合意によって決定されるものですので、通知が来たからといって、必ず言い値通りの賃料を支払わなければならないというわけではありません。
賃料減額交渉をする場合と同じように、物件オーナーとの間で賃料に関する交渉をすることが可能です。

ただし、賃料増額要請に対する交渉は不動産取引の中でもかなり難易度の高い交渉になります。ほとんどのオーナーは不動産のプロであり、不動産取引に関する知識があまりない方が交渉に臨んでも跳ね返されてしまうという結果になりがちです。

以下の記事に、賃料を値上げすると言われたときの対策を説明していますので併せてお読みください。

「家賃が上がる」と言われたときの3つの対策