不動産鑑定を依頼する前に知っておいた方がいいこと、不動産鑑定士に聞いてみた

不動産鑑定についてもっと詳しく知ってみよう
おーい!坂田せんせーい!
今日もレントプロ鑑定について色々教えてよ!
どこの世界線にそんなに不動産鑑定に前のめりな青年がいるのよ・・・
大人の事情を忖度しすぎるとそのうちとんでもない事やらされるわよ。
こんにちは、レント君、トプロちゃん!
前回はレントプロ鑑定について基本的なことをお話しできたと思うので、今日はもう少し詳しくお話ししていきたいと思います。
「不動産鑑定って何?」って思ってる人はこちらの記事を先に読んでみてね!
レントプロの新サービス「レントプロ鑑定」とは?
鑑定の対象・目的は?
はい!というわけでね!本日は不動産鑑定について詳しくお話しさせていただこうと思っているわけなんですけれども!
急にYouTuberみたいに饒舌に語り出したぞ
こういう人に限って家ではメチャクチャ暗くて黙りこくってるのよね・・・
・・・・・・・・・
で!鑑定と一言で言っても色々とありましてね、例えば「所有している物件の賃料改定のために適正な賃料を鑑定したい」とか「物件の売買のために適正な不動産価値を鑑定したい」とか依頼主様の目的によって私たち不動産鑑定士が鑑定する対象が変わってくるのです。
要は賃料が知りたいから鑑定を依頼するか、不動産の価格を知りたいから鑑定を依頼するかという違いね。(流したわね・・・)
おっしゃる通りです。あとは鑑定書の利用目的ですね。
あくまでご自身で参考にするだけなのか、社内での検討のための資料とするのか、はたまた裁判で資料として利用したいのか。
ご依頼前にこのあたりのことを整理しておいていただけると話がスムーズに進みやすいです。
もちろんゼロベースで「こんな状況なんだけど・・・」とご相談いただいても丁寧に解決方法をご提案いたしますのでご安心ください。
鑑定書の種類について
鑑定の目的によって違いがあることはわかったけど具体的には何がどう違うの?
前回の記事でも少し触れましたが、不動産鑑定士が作成する鑑定書には「不動産調査報告書」と「不動産鑑定評価書」の2種類があります。
後者の「不動産鑑定評価書」の方がより詳細な調査を行い作成されるもので、こちらは裁判の証拠として効力があったりと公的な証明能力があるより強力な書類です。
一方で「不動産調査報告書」の方はあくまで簡易的な査定という位置付けですね。
なるほど〜、つまり「不動産調査報告書」はウマ娘とかやりながらテキトーに作ってるってこと?
違いますよ!
簡易的と言ってもいい加減な内容というわけではなく、規定の範囲でしっかりと調査を行って作成しますから内容については私が責任を持って保証します。
報酬金額が「不動産鑑定評価書」よりも安価ですから、あくまでご自身で参考にされるケースや検討や交渉の材料として利用する場合は「不動産調査報告書」で十分という事もあるかと思います。
それぞれご状況に応じてお選びいただければと思いますが、「どちらがいいかわからない」という場合はお気軽にご相談ください。
ウマ娘は?
仕事中はやりません。
鑑定の報酬について
さっき「不動産調査報告書」の方が鑑定の報酬が安いって言ってたけどどのくらい違うものなの?
そもそもどのくらいの金額で依頼できるものなのかしら?
鑑定報酬は国や自治体が鑑定を依頼する際に目安となる「公的基準」というものがありまして、レントプロ鑑定ではその公的基準より1〜2割程度お安く鑑定させていただいております。
それがいくらくらいか分からないから聞いてるんじゃない!
前回の記事でも「安い」「安い」と言ってたけど「安い」だけならボッタクリバーの客引きでも言えんのよ!一体いくらなのよ!答えなさい!スカタン!
ちょっと落ち着いてくださいよ。
この公的基準というやつがなかなか複雑というかややこしくてですね、基本的には不動産の所有権価格が高額になるほど鑑定報酬も高額になります。
あくまで目安ですがレントプロ鑑定では不動産の所有権価格が5,000万円とした場合の「不動産鑑定評価書(詳細な方)」の鑑定報酬は21万円〜40万円程度になりますね。
不動産の所有権価格が基準になるってことは、調査に入ってから報酬金額がわかるって事?
目安とはいえ金額に結構幅があるのもそういうことよね。
おっしゃる通りです。
もちろん着手時点でご提供いただいた情報からおおよその金額は予測がつきますので、お伝えしてご納得いただいた上で調査に入ります。
ちなみに「不動産調査報告書(簡易的な方)」と「不動産鑑定評価書(詳細な方)」の金額の違いはどうなの?
「不動産調査報告書(簡易的な方)」の方が2〜3割程度安価になりますね。
先ほどと同じ条件(所有権価格:5,000万円)であれば10万円〜25万円程度になるかと思います。
なるほど〜、なんとなくの相場感はわかったけどやっぱりちょっとわかりにくいよねー
例えば物件の所有権価格が2億だったらどうなの?とかさ
そうですね。この鑑定報酬のところばかりはケースバイケースだったりもするので一概に言いづらい部分ではあるので、実際にいくつか事例をご用意しましたので参考にしてみてください。
類型 | 評価目的 | 評価額 | 土地面積 | 鑑定報酬 | |
---|---|---|---|---|---|
事例1 | 更地 | 同族間売買 | 約2億円 | 約500㎡ | 40万円 |
事例2 | 宅地見込地 | 売買の参考 | 約5億円 | 約10,000㎡ | 55万円 |
事例3 | 貸家及びその敷地 | 融資のため | 約6億円 | 約400㎡ | 50万円 |
お〜、これはわかりやすいねー!
仕事のできる男、好きよ・・・
ご評価いただけて光栄です!
レントプロ鑑定では不動産鑑定のわかりにくい、とっつきにくい、不透明な部分を打破していきたい思いもあるので、こういった事例の公開や地価や路線価など不動産鑑定に関連するトピックについて語ったりしながら不動産鑑定を皆様にとって利用しやすいものにしていきたいと思います。
それは楽しみだねー!
どんどん大きくなっていくのね、サカタ・・・
ご相談は無料!
お気軽にお問い合わせください!
追加の鑑定事例も近日公開予定!
ところでサカタはどうして不動産鑑定士になったの?
それはまた今度、機会があればお話ししましょう。